視能訓練士の一日を紹介しましょう。
実際には、病院やクリニック、リハビリセンターに保健施設などで雇用されるのだと思いますが、病院における視能訓練士の一日を紹介して行きたいと思います。
視能訓練士は他の看護師さんや輪量検査技師さんと同じように、シフトを組んで働いている場合が多いです。
個人病院の場合、シフトを組むということはないと思いますが、総合病院、大学病院の場合は、シフト制が多いでしょう。
一般外来にでる場合は、患者さんが待っている時間を利用して、どういった症状なのか一人ひとり聞いておきます。
外来で受付が終了し、一通り質問に答えてもらったら、視能訓練士が検査を行います。
検査室へ患者さんを誘導し、基本検査というものを行います。
この基本検査では、視力、近視や遠視などの具合、結膜炎などの病気がないか、白内障や網膜はく離などの重篤な病気が隠されていないか、といった検査を行います。
こうした検査によって、患者さんも気がつかない、つまり自覚症状のない病気を見つけ出し、早期発見早期治療に結び付けているのですね。
また、学校の検査などにも出かける場合があります。
この際にも、視力が極端に落ちている子供などには、家での生活を聞いたり、先生を通して保護者にもう一度病院へ来院するようにと、勧めています。
視能訓練を行うことで、視力が少しでも落ちないように、子供のうちから訓練をすることで、目を守ることができます。
目が悪くなる要因などのプリントを作ったりして配る、という試みも、病院で行う場合があります。