「レセプト業務」は、医療事務の中で最も重要な仕事ともいえます。
病院の経営にも関わる仕事で、病院の収入を扱う大切な仕事です。
その作業量は膨大で、医療事務者の間では月初めの残業は当たり前と言われています。
そんなレセプト業務の中で、医療事務者が一番恐れているのが「返戻(へんれい)」です。
「返戻」とは、レセプトに不備があると審査支払機関から戻されてしまうことをいいます。
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必死になって作り何度も確認したはずのレセプトなのに、どんな理由で戻されてしまうのでしょうか?
その多くは、記号、番号や氏名など受付での入力ミスや月初めの保険証のチェック漏れ、傷病名など診療内容の記載ミスなどです。
「この病名に、この処置はおかしい」などといった記載ミスがあると、査定にもつながっていまします。
返戻されたレセプトは再び点検し再提出しなければなりません。
そのため、支払が少なくとも1ヶ月遅れることになり、返戻が多ければ多いほど病院経営に大きな影響が出てしまのです。
このようなミスを繰り返さないためにも、ノートにまとめるなどして自分専用の「虎の巻」を作るのもいいですよね。
また、レセプト業務という仕事では、特に病気の知識が必要になってきます。
この病気ならばこの処置が必要となるとか、この病気にはこの薬は必要ないはずだ、などといった専門知識がないと記入漏れを見つけることはできません。
「人生一生修行」とは言うものの、医療事務のエキスパートになったとしても、日々の勉強は欠かせないと言いますから、医療事務の仕事は予想以上に奥の深い仕事と言えますよね。
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