医療事務の資格は取りたいけど、独学では無理かしら?
そう考えた時に多くの方が取る行動は、書店で医療事務の過去問題集や参考書を購入することではないでしょうか。
しかし、本を開くと専門用語がかなり使われているので、医療事務を経験したことがない人にとっては難しいというのが第一印象でしょう。
ただし、基礎知識がある方や多少の経験がある方なら、これらの参考書などで独自に試験勉強を進めていくこともできますよ。
その中でも、「診療報酬点数表」という本は必ず購入しておきましょう。
医療事務の基本となるのは「点数算定」と「レセプト点検」になります。
どの医療機関でも、この点数表に基づきすべての診療内容を点数に置き換えて診療報酬を計算しています。
「レセプト」は患者さんの1か月の診療内容を点数に置き換えた請求書になります。
医療事務の現場では、「事前にしっかりと勉強しておくべきだった」という声をよく聞きます。
これさえしっかりとマスターしておけば、資格試験への合格率も高くなることはもちろん、どの病院に行っても即戦力として働くことができます。
ただし、独学で勉強をする場合、試験の情報が入ってきませんのでインターネットなどを小まめにチェックして、制度や点数の改定がないかなどを確認するようにしましょう。
注意が必要なのは、取りたい試験に受験資格があるかどうかという点です。
代表的な医療事務の資格に30年の歴史がある「保険請求事務技能検定試験」があり、医療事務の入り口として最初に資格を取得する方が多いようです。
いずれにしても、受験資格に「不問」と書かれたものを選ぶようにしてくださいね。
ひとりで勉強をしていくのは大変ですが、「診療報酬点数表」と過去問題集などを購入し、焦らずにコツコツと勉強していけば必ず合格できますよ。