ホームヘルパーは、家事や人の世話をすることが好き、人に何かをしてあげたい、という気持ちの強い方、それだけにとどまらず、その方の立場に立って、介護を行うことが出来る、ということが必要になると思います。
大人になってから排泄の介護をしてもらう、これは、本当に嫌なことです。
自分がもし、してもらう立場になったら、情けない気持ちで一杯になります。
そんな気持ちをしっかり受け止めてあげられること、これは本当に必要なことになると思います。
その方の体調はいつもと変わらない?話し方も普通でしょうか?食欲はある?便通も大丈夫か?こういった様々なことを顔色や食事、そして排泄、といった面から、観察して、介護を行う、という客観的な流されない心も必要となります。
介護を職業としている、という立場上、出来ること、出来ない事は、必ず区切られます。
でも、相手の立場に立って物事を考え、その介護に関しての悩みなどをどうすれば、一番いい上京に出来るか、ケアマネージャーに相談する、またホームヘルパーのチームリーダーに相談してみる、というような配慮も必要になっていくでしょう。
経験によって、知識も技術も確かなものとなっていきます。
でも、人に対しての心、というものは、いつも意識していなければ、おざなりになるものです。この人は、これでいいの、という決め付けは、介護の世界では、必要のないことだと思います。
本当はもっと、こうしてほしいのではないか、来るし一文がないか、遠慮してはいないか、という気持ちを、常に持っていてほしい、ということです。
介護していただいている、という気持ちを強く持っているご高齢者、要介護者にとって、ホームヘルパーのその気持ちが、何よりもやすらぎ、癒しになると思います。
自分の心、相手の心に枠を作ることなく、受け止める力をしっかりもった人、まずはそこが、ホームヘルパーの適正といえると思います。