保育士、以前は保母さん、というように言われたこの資格は、お子さん特に女の子の憧れの職業の上位に、必ず入ってくるものです。
保育園の先生に憧れて、保育士になった、という方も多くいらっしゃると思います。
保育士の仕事は、まず子供に生活の基礎的習慣をつける、ということが中心になります。
食事、睡眠、着替え、排泄、という「自分でしなければいけないこと」を中心に様々なことを教えていくのです。
着替えにしても、食事にしても、すんなりできる子というのは少ないです。
誰でも最初は上手くできません。
そんな子供の世話をしながら、自分で出来るように、自立させていきます。
また、保育園などの中で、お友達や先生との集団生活を通して、しっかりとした社会性を養わせる、という目的もあります。
強制的にやらせる、ということでなく、遊びながら精神的にも肉体的にも成長できるようにサポートしていきます。子供は「こうしなさい!」といって素直に「はーい」という子は少ないです。反抗することも子供の大きな成長の証です。
さらに保育士は、親御さんへの報告や子育てに対してのアドバイスをする、サポートをする、ということも行います。
お子さんが2人、3人いても、その子供の性格は、十人十色です。
一人ひとり悩みも違ってきます。
そんなお子さんに対し、園での生活を伝え、どういう心の動きをしているか、またこんなくせは治したほうがいいですね、というようなアドバイスを、保育の専門である保育士の立場から、おこないます。
お子さん、そして保護者の方々と連携をとる、ということは、地域の方々との連携にもつながっていきます。
お子さんの成長は地域から、とよく耳にしますが、地域の方々が、その子供たちを知っている、ということが、育児、成長という上でも、本当に重要なことになってきます。
このように保育士の仕事は多岐にわたりますが、子供の成長を間近に見ることの出来る、やりがいのある仕事です。