臨床検査技師は、病院に来院した患者さんの血液や尿、たん、便といったものから、その方の体の症状をデータとして医師に伝える、という役割を果たしています。
病院に行った時、医師に問診を受けますね。
そこで、熱があるとか、せきが止まらない、といった自分の症状を話します。
多くの場合は、血液検査や尿検査を行うと思います。
その検体をもっていくのが、臨床検査技師のところですね。
検査室などにもって行き、臨床検査技師がその検体を調べることになります。
検査室で採血をする、という場合もありますね。
臨床検査技師は、その検体を検査機器によって検査します。
それによって出た結果を医師に提出します。血液や尿にはたくさんの物が含まれていて、そこに含まれていてはいけないもの、また数値が以上に高い、低い、ということから、医師はその方の体の状況、また病気の要因を知ることが出来るのです。
救急の依頼のある病院でなければ、ほとんど定時で帰宅できる仕事になりますね。
救急の場合は、シフト制で残ることもあるようです。
入院患者さんの朝一番の血液や尿をとって、検査なども行います。
この検査によって、病気の経過がわかるのです。良くなっていれば退院が近づきますし、悪くなっていれば、ほかにも原因があるかもしれないという診断に役立ちます。