歯科技工士とは、簡単に言うとかぶせ物、一般的に銀歯などと呼ばれているもの、そして義歯などを作成する専門職です。
歯科技工士になるには、歯科技工士養成専門校を卒業後、歯科技工士国家試験に合格する必要があります。
歯科技工士養成所の修業年限は2年間と定められていますが、私立の専門学校の中には夜間に通うことの出来る3年制の学科も存在します。
歯科技工士国家試験の合格率はほぼ100%に近い数値で、学校で専門的な知識をしっかりと習得さえすれば合格はさほど難しいものではありません。
人にとって、歯のかみ合わせの良し悪しは、身体の様々な健康を司っています。
かみ合わせが良くないと、集中力が悪くなり、咀嚼がスムーズにできないということは消化不良を招く原因にもなります。
一つの歯に銀歯を被せたとして、そこの部分のかみ合わせが高い状態で生活していると、きっとおわかりになると思いますが、ものすごい違和感となって私たちを悩ませます。
冠や義歯の最終的な調整は歯科医師の仕事になるのですが、この歯科医師の作業の負担を少しでも軽くすべくそれらを作成するのが、歯科技工士に求められてくる技術だといえます。
とはいえ、いかにいいものを作成するかという点において、とてもやりがいのあるお仕事なのです。
クリエイティブな才能をお持ちの方などには、是非オススメしたい職種です。