お墓や仏壇を継ぐ際、家をそのまま継ぐのなら問題はありませんが、家を継がない場合はどうしたらいいのでしょうか。
仏壇は家にあるものですから、その家を廃墟にしてしまうのなら、移動させなくてはなりません。
仏壇の引っ越しです。
引っ越しさせる際は、まずお寺になどに頼んで閉眼法要を行います。
その後、普通に引っ越しの業者などに頼んで、移動させます。
そして新しい家で開眼法要を行います。
これは必ず行わなくてはいけないわけではなく、普通に引っ越しさせて、法要をしない人もいます。
ただ、やはり法要を行った方が、気持ちよく引っ越しできるでしょう。
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仏壇の引っ越しは、時と場合によってしょうがないものです。
では、お墓はどうでしょうか?
お墓の引っ越しは、基本的には行いません。
家が越せば仏壇も移るのは、ご先祖様は納得してくれるでしょう。
しかし、お墓は違います。
生前からそのお墓に入ることを知っていた場合の方が多いですし、本人もそのつもりだったはず。
亡くなった後にそこで永遠に眠るつもりでいたのに、継ぐ人の都合で移動させられるのは、本意ではないでしょう。
お墓は、よほどの理由がないかぎり、引っ越さないようにします。
仏壇はその家に、お墓はその土地に、根付いているものなのです。
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