仏壇には何を供えたらいいのでしょうか。
まずはお線香です。
仏壇というと、お線香をあげるところ、と認識している人も少なくないでしょう。
ロウソクに火を灯し、お線香を供えます。
お線香やロウソクの火を消す際、息を吹きかけないようにします。
息が仏壇の中の位牌などにかかってしまうからです。
誰でもいきなり息を吹きかけられたら、あまり良い気分がしませんよね。
位牌は故人の魂が宿っていますので、そこに息をかけないようにします。
手で煽って消すか、火を消す道具を使いましょう。
花屋さんに行くと、仏花が売っています。
仏壇に供えるのは、とげがあったり、匂いの強いものはあまり好まれません。
しかし、それほどしきたりにこだわりがなければ、故人が好きだった花を飾ってもいいでしょう。
朝には炊き立てのご飯とお水を供えます。
時間がなかったりして大変なら、お水だけでも構いません。
食べ物を供える際には、供えたものは捨てずに食べるようにします。
仏様からのお下がりなので、感謝の気持ちと共にいただきます。
誰かからのいただきものなども、一度仏壇に供えたら、悪くならないうちに召し上がってください。
食べられなくなって捨ててしまうのが一番もったいないことですから。
果物など足の速いものは要注意です。
故人がお酒やたばこが好きだったなら、それらを供えても構いません。
仏壇にいるご先祖様が快適に過ごせるよう、気持ちよく供養するのです。