故人が亡くなってから、四十九日や一周忌などで、法事を行います。
しかし、皆が必ず集まれるとは限りません。
平日ともなれば、来られない人の方が多いでしょう。
仕事や学校などあるでしょうから。
都合が合わせられればそれに越したことはないのですが、難しければ少しずらしても構わないことになっています。
ただ、ずらすにしても前倒しするようにしましょう。
後ろにずらすのは避けてください。
今では多くの人が、土日に法事を行うようになっています。
そのため、お坊さんも土日が忙しく、その都合でずらさなくてはいけない場合もあります。
そうならないよう、なるべく前もってお坊さんにお願いしておきましょう。
祖母の十三回忌と祖父の十七回忌が同じ年にあるような場合、まとめて執り行っても大丈夫です。
それどころか、二年ぐらいならまとめて行っても構いません。
ただし、三回忌までは大事なものとされているので、それまではまとめずに行います。
法事もちゃんと行おうとすれば、少なからず負担になります。
それはご先祖も良しとはしないでしょう。
少しぐらい楽させてもらっても、バチは当たらないはず。
もちろん、ちゃんと気持ちを込めて法事は行います。
日程を守ることよりも、先祖を敬うこと、忘れないことが大事なのです。