五供を供えて先祖供養

先祖供養には何をお供えしたらいいのでしょうか。

宗派によっても違いますが、一般的には『五供』と言われる五品です。

まずはお香です。

法事などでは粉状のお焼香で香を焚きますが、普段はお線香を用います。

香は私たちの身と心を清め、邪気を寄せ付けないようにする、という意味があります。

お墓では束で供えることが多く、火を点けて線香置きに供えます。

お線香に点いた火を消す際、息で消してはいけません。

お線香の向こうには仏様がいて、そこに向かって息を吹きかけるようになってしまうからです。

手で風を起こして消すなどしてください。

次に花です。

故人が好きだった花を供えるようにしましょう。

また、枯れた花は置きっぱなしにしないようにします。

そしてロウソクです。

ご先祖様を明るく照らすためのもので、お線香に火を点ける際もロウソクを用います。

お線香と同様、息で消さないようにしましょう。

仏壇ではよく用いられますが、お墓参りの際はあまり用いることはないようです。

それでも宗派にもよるので、心配ならお墓参りにも持っていきましょう。

お水は湯呑などに入れて供えます。

お水は清らかな浄水とされますが、水道水で構いません。

お茶でもいいのですが、宗派によっては水しかダメなところもありますので、注意してください。

最後に飲食物です。

仏壇なら炊き立てのご飯などを、お墓ならお団子などを供えます。

もちろん、故人の好きだったものも供えましょう。

これらの五供を供えて、先祖供養をするのです。

墓地によって食べ物は回収しなくてはいけないところもありますので、注意してください。

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