先祖供養と聞いてまず思うのが、お墓参りでしょう。
古くからあるお墓なら、何人ものご先祖様が祀られているはずです。
そこに供養に出向きます。
お墓参りの基本的な作法としては、まずお墓に一礼します。
そしてお墓の掃除です。
お墓は、亡くなった方々の家のようなものです。
墓石を拭いて綺麗にし、雑草などがあれば抜きましょう。
墓石に打ち水をして、花立ての水を入れ替え、生花を飾ります。
半紙を敷いて、その上に故人の好きだった食べ物や飲み物などを供えます。
お酒が好きだったからと墓石にかける人もいますが、石の変色などの原因にもなりますので、コップや缶のままあげるようにしましょう。
そしてお線香に火を灯し、手向けます。
この後、墓石に水をかけますが、お線香の火を消さないように注意してください。
水は多めに、墓石の頭からかけるようにします。
最期にお墓に合掌します。
故人への報告や感謝、冥福を祈って手を合わせます。
これでお墓参りは終わりです。
先祖の供養ができたのではないでしょうか。
墓地によっては、食べ物など持ち帰らなくてはならないところもありますので、お花とお線香以外は持ち帰りましょう。
気持ちよくお墓参りをして、先祖供養を行うのです。