先祖供養と言われても、どれだけのご先祖様を知っていますか?
多くの人は、祖父母ぐらいまでしか知らないのではないでしょうか?
知っていてもその上の曽祖父母ぐらいまでだと思います。
その上になると名前すらも知らないでしょう。
また、親に兄弟が多ければ、叔父や叔母、従兄弟でも知らない人がいるかもしれません。
子供の頃に亡くなったりしていれば、関係が遠くなくてもよく知らない人もいます。
知らない人を大切に供養する、と言っても、なかなか実感も湧かないものです。
そもそも、誰を供養しているのかすらわからない、なんてことだってあります。
供養する前に、まずは先祖を知ることから始めます。
名家や歴史のある家柄なら、家系図があるでしょう。
自分の家になくても、親戚の誰かが持っているかもしれません。
それを見れば、ご先祖様の名前や、家の歴史がわかります。
しかし、なかなか家系図がある家は少ないものです。
それなら、わかる範囲で家系図を書いてみるのもいいでしょう。
不明なところは両親や親戚から聞いて、自分で書いてみるのです。
古くからあるお墓なら、墓石などに名前も残っています。
自力でも、曽祖父母ぐらいまでは書けるでしょう。
また、調べて家系図を書いてくれる業者もいます。
戸籍などから調べてくれるので、より詳しくわかるはずです。
そうやってご先祖様を調べれば、きっと供養する気持ちや親しみも湧いてくるでしょう。
誰を、どんな人を供養しているのかを知って、気持ちよく先祖供養をするのです。