サンタクロースはフィンランドに住んでいる。
この説に猛烈な批判を唱えているのがデンマーク。
もちろんインドとパキスタンのように国際紛争の種というわけではなく、一部のサンタクロース支持者の間で論争を巻き起こしているだけですが。
デンマークでは、サンタクロースは自治政府を置いているグリーンランドのイルリサットに住んでいることになっており、イルリサットには「サンタ・ポスト」もあります。
英語で「Santaclaus,Greenland」と封書の宛名に書くだけで届くはずなので、ぜひ試してください。
返事があるかどうか、それはともかくフィンランドのサンタクロースからお返事をもらうために1,700円を払う必要はありません。
デンマークには古くからニッセという小さな妖精が家を守ってくれる伝説があり、その橋渡しをしてくれるのがサンタクロースなのだ、といいます。
この説を裏付けたのが世界サンタクロース会議に出席した世界中のサンタクロースのサポーターたち。
このサポーター、デンマークサンタクロース協会が試験を行い、それに合格しなければ認定されないという厳しい条件をクリアした人たちです。
つまり「有資格者」がサンタクロースはフィンランドではなく、デンマークのグリーンランドに住んでいる、と判定を下したわけですね。
いや、まあ、デンマークが主催しているので当たり前といえば当たり前の話なのですが。