アメリカにおける現在のサンタクロース像はコカ・コーラのイラストが標準モデルとなっており、その存在はノーラッドの追跡システムで明らかになっていますが、ヨーロッパになると少し事情が違ってきます。
ノーラッドの公式発表ではサンタクロースが住んでいるところは北極点(ノースポール)。
しかし子供の頃、フィンランドに住むサンタクロースさんからお手紙を貰った人もいるでしょう?
起源は今のところ不明ですが、どうやらサンタクロースに出した手紙がフィンランドのロヴァニエミというラップランド地方最大の都市の郵便局に紛れ込み、ロヴァニエミのボランティアが子供の夢を壊してはいけない、とばかりに返事を出したのが、サンタクロースのフィンランド在住説の始まり。
いつの間にか、その噂が世界中を駆け巡ったためにロヴァニエミ郵便局はサンタクロース専用郵便局を作ったところ、さらに膨大な手紙が舞い込んでしまいました。
すべてに返事を書くのは大変な作業なので、現在は返信用はがき希望の申し込みを行っている人だけに返事が届く仕組みになっています。
フィンランドに住むサンタクロースからの手紙、すっかり有名になったことからロヴァニエミには現在「サンタクロース村」ができて、観光スポットになっています。