六月の誕生石であるムーンストーンと真珠。
どちらも白く光るような姿で、似た性質を持っています。
ムーンストーンは、乳白色に輝く姿が月の光を想像させることから名前がつきました。
確かに月光のようで、夜は綺麗に映えます。
この石は女性の象徴とされ、安産のお守りとしても用いられました。
月の満ち欠けによって石も大きさを変える、とも言われ、変化を意味しています。
女性が環境などを変える際にこの石を身に付けていれば、良い方向へと導いてくれます。
愛や永遠の若さなども手に入れられることから、女性に人気の石です。
真珠は、貝から作られます。
その点では他の鉱物から作られるパワーストーンとは異なります。
母貝の防衛本能から作られる真珠は、ムーンストーンと同様に、女性的な石とされています。
すべての女性の運気や魅力を高める効果があるのです。
この石もやはり安産のお守りとして用いられ、他にも女性の美しさや魅力、愛情なども高めます。
解毒などの守護的な力も強く、ストレスを癒す力もあります。
古くから人気はありましたが、希少価値が高く、一粒が現在の価値にすると4000万円で売買されたこともありました。
現在は日本の養殖技術が進み、そこまで高価なものではなくなりましたが、女性を中心に人気のある石です。
六月は日本では梅雨の時期で、雲に遮られてあまり月は見えません。
ですが、月は空高く、その雲の向こうに上っています。
その月に思いを馳せて、ムーンストーンや真珠が、誕生石として用いられたのかもしれませんね。