長野県にある戸隠神社。
奥社の建立は紀元前210年とも言われ、2000年を超える歴史を誇ります。
戸隠神社の建つ戸隠山周辺は、平安時代以降には修験道としてその名を知られ、比叡山、高野山とともに三千坊三山と呼ばれました。
戸隠神社は宝光社・火之御子社・中社・九頭龍社・奥社の五社から成り立ちます。
その中でも隣同士になっている九頭龍社と奥社の二社がよりパワーがあると言われ、多くの人が参拝に訪れます。
奥社へ向かう参道、朱塗りの随神門を抜けると、巨大な杉並木があります。
樹齢400年を超える高さ三十メートルもあろう杉が、参道の両側にそびえます。
その杉並木は数百メートルも続き、神聖な空気が感じられるでしょう。
杉並木では厳かですが、温かなパワーが身を包んでくれます。
体内の毒素が抜け、心身が回復していくようです。
急がず、静かに、その地でパワーを感じましょう。
奥社の背後には戸隠山の絶壁がそびえています。
奥社だけではなく、この地、この山も含めてパワースポットなので、参拝する際は背後の戸隠山も意識して参拝するようにしましょう。
冬になると戸隠神社の奥社は閉鎖されます。
雪に埋もれるためです。
その間、戸隠神社は静寂に包まれます。
その時間が、戸隠神社を浄化し、神聖な力を保っているのです。