四国八十八箇所とは、四国にある空海ゆかりの札所八十八箇所を指します。
その八十八箇所を巡礼することを遍路と言い、多くの人がここを巡ります。
四国は平安時代から修験者の修行の道とされていて、空海もその地を巡りました。
それが今の八十八箇所巡りの原型になったのです。
八十八箇所は距離にすると1000kmをも超え、一日に30km歩いても40日程度かかる計算になります。
もちろん、一気に巡る必要はありません。
何度かに分けて巡る人が多く、その順番も人それぞれです。
同行二人という言葉があり、たとえ一人で巡っていても、空海と一緒にいる思いで巡礼している、という意味の言葉です。
巡礼している間は、側に空海が一緒にいるのです。
八十八箇所はそれだけでも大きなパワースポットですが、空海が側にいればさらに大きな力を感じられるでしょう。
辛く長い道のりでも、力強いですよね。
それでも八十八箇所を巡るのは、大変なことです。
先を急ぐために、一箇所一箇所の礼拝も手短に済ませる人もいます。
しかし、巡礼はスタンプラリーではありません。
気持ちを込めて巡ることが大事なのです。
時間はどれだけかかっても、じっくりと気持ちを落ち着けて巡りましょう。
空海が一緒なのですから、焦る必要はありませんよね。