広島県の厳島神社。
海にそびえ立つ大鳥居が有名な神社です。
その姿は他に類を見ないもので、世界遺産にも選ばれています。
1400年もの歴史を誇ります。
厳島神社は、瀬戸内海に浮かぶ宮島にあります。
安芸の宮島と言われるこの島は、島全体が神として信仰されていたのです。
神が住む島として禁足地とされ、入ってはならない場所とされたこともありました。
鳥居も神である島に建てるのは忍びないと考えて、海上に建てたのです。
社殿も海にせり出していますが、やはりこれも同じ理由です。
そのため、海に浮かぶ神社と言われています。
海の上に建つその美しい姿は、竜宮城のようです。
満潮時には神社の下は水で満たされ、逆に干潮時には大鳥居まで道ができるので、歩いて行くこともできます。
潮の満ち引きによってその姿を変えるのも、厳島神社の特徴でしょう。
海がもたらすパワーもさることながら、背後にそびえる霊山である弥山のパワーも強大です。
空海もその山で修行を行ったと言われています。
山頂には特にパワーがあるとされ、霊火堂には空海が焚いた護摩が未だに火を灯しているのです。
山頂から望む大鳥居は、また趣が違って見えるでしょう。
神の居場所である宮島。
そのパワーを厳島神社から、弥山から感じてみましょう。