紀伊半島にある熊野古道。
熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)に向かう、参道の総称です。
古道は長く、三重、和歌山、奈良、大阪をまたいでいます。
一本の道ではなくいくつかに分かれていて、近年では世界遺産にも登録されました。
道が世界遺産に認定されるのは、異例のことだそうです。
熊野は日本書紀にも書かれるほど、自然崇拝の地でした。
熊野詣は1000年以上も前から行われており、この古道もその頃に作られたのです。
それ以来、この古道は変わることなく大社へとつながっています。
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山の緑の中を通る古道、そこを歩くだけでも自然の力を感じられるでしょう。
道とは言え、山の中にあります。
場所によっては険しいところもあり、決して易しい道ではありません。
参拝に行くというのは、修行も兼ねています。
1000年も前に修験者が歩いた道に、一歩一歩、思いを馳せましょう。
多くの修験者の力が、足元からも伝わってくるはずです。
熊野周辺がパワースポットとなっているので、歩きながらその力を感じることができます。
そしてその道の先には多くの霊場があり、古代の人々と同じように古道を通って参拝しましょう。
熊野古道は私たちの世界と神々の世界を繋ぐ道なのです。
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