左手の薬指と言えば?そう、結婚指輪です。
結婚する際に左手の薬指にする指輪、これにもお守り的な意味があるのです。
古代エジプトでは左手は心臓に近く、中でも薬指は心臓に直結していると考えられていました。
『心臓=ハート・愛』ということで、左手の薬指に結婚指輪をするようになったのです。
今から約一千年も前の記録に、結婚指輪の交換をしたという記述が既にあります。
ドイツでは出産が近づくと結婚指輪をはめ、難産のときには義理の母にその指輪をはめてもらうと良いとされています。
そうなると呪術的なもののようですよね。
また、指輪の交換の時に第二関節をすんなり通ると亭主関白、ひっかかるとカカア天下になると言われ、故意に指を曲げる花嫁もいたのだとか。
『尻にひく』というのはどこの国でも変わらないのかもしれませんね。
他にも、ヨーロッパでは左手の薬指に指輪をすることで、女性の魔力を封じ込めることができると言われていました。
魔力を封じ込め、他の男のところに行かないようにして、女性の心を繋ぎとめていたのです。
左手の薬指にする結婚指輪は、やはりお守りのような役割をしていたのですね。
同じように、日本でも恋人ができたら他の男が寄って来ないようにと、左手の薬指に指輪を送る男性も多いのだそうです。
それも一種の魔除けみたいなものですよね。
魔力というのは、女性の魅力のことを指しているのでしょう。