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究極の一文字「ナムチェワンデン」

チベットにナムチェワンデンという神聖文字があります。

一見すると模様のようで、文字には見えません。

しかし、それは神聖な文字なのです。

しかも、世の中で最も重要な一文字なのです。

2500年も前に釈迦から伝わったと言われる仏教。

様々な経典が編まれ、その中に時輪経典と言われるものがあります。

これは伝わっていく中で後期に生まれたものであり、最終形とも言われています。

時輪経典の中で重要なものは『十権』と言われ、命、心、資具、業、解、受生、顧、神力、智、法の十の力です。

それらが重要だと説いています。

十権をそれぞれ一文字にし、その十文字を合わせて一文字になったのがナムチェワンデンなのです。

つまり、ナムチェワンデンにはそれら十権全てが詰まっているのです。

仏教の全てが、世の中の、宇宙の全てがその一文字で表されています。

そのナムチェワンデンをペンダントなどにして常に身に付けておくと、その者を護り、正しい道に導くと言われています。

全ての事象がその一文字で表せるだなんて凄いですよね。

全てが詰まっているのですから、壮大でありがたく感じます。

ナムチェワンデンを身につけるだけで、身が引き締まる思いがします。

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