バングラデシュには麻ひもで出来た人形があります。
プードゥー人形のようにポップではありませんが、同じようにひもで出来た人形です。
麻で出来ているので、一見すると小さなわら人形のように見えます。
しかしよく見ると、左胸に赤などの毛糸が付いています。
そうです、それは心なのです。
いびつですが、よく見るとハート型をしています。
そのハートが示すように、ミャー人形は恋愛に特化したお守りなのです。
片思い中の人は、この人形を肌身離さずに持ち歩き、その人形に好きな相手の名前を付けて呼んでいると、その思いをミャー人形が伝えてくれて、恋が叶うのだそうです。
また、カップルはそれぞれが1体ずつ持っていると、その絆がより深まる、と言われています。
『ミャー』というのは、バングラデシュでは恋人を呼ぶときに使う言葉なのだそうです。
日本語で言うと『ねぇ』とかでしょうか?
甘えた口調で言うような感じがしますね。
ちょっと猫っぽいですし。
ミャー人形の持つハートは、人の心を繋いでくれるのです。