おみくじで凶を引いてしまったら、年の初めから少ししょげます。
めでたい年始のはずなのに、自分だけ暗く感じてしまい、『今年は悪い年なんだ』なんて沈んでしまうかもしれません。
確かに、年始から凶はひきたくないものです。
それでも引いてしまったら、どうしたらいいでしょうか?
すぐにもう一回ひく・・・・・・というのは良くありません。
おみくじはそのときの運勢なので年に一回と決まっているわけではないのですが、せめて一日は空けましょう。
納得がいかなければ、せめて次の日に引いてください。
ただ、その凶にも何らかの意味があるので、逃避せずに受け止めましょう。
出た凶のおみくじは、利き手じゃない方の手で、結び木などに結びます。
それが修行の一環とされ、凶は昇華されるのです。
神奈川県にある師岡熊野神社では、凶のおみくじが出ると縁起直しのお守りを授けてくれます。
これは凶を引いた人にしか授与されない貴重なもので、『転禍為福・禍転じて福となす』と書かれています。
凶のおみくじを吉に変えてくれるのです。
そのお守りは何にでも効くのだそうです。
それを目当てに、凶を引きたくておみくじを引く人も多いのだとか。
確かにそれなら、凶が出ても安心ですよね。
年の始めに凶が出ても、それはそのときの運勢です。
一年続くわけではありません。
そのときが悪ければ、あとは良くなるだけのはず。
そう思えれば、凶が出ても前向きに受け止められますよね。
上がり続ける一年にしましょう。