初詣は厳かな面と同時に、お祝い事の面もあります。
神社の参道には、多くの屋台が並び、その光景は夏祭りのようです。
大きな神社などになると、その屋台の数も数え切れないほどです。
神仏と縁のある日を縁日と呼び、祭祀などが行われます。
縁日には多くの人が出るので、屋台が並ぶようになったのです。
屋台は多いところだと、数百も並んでいて、参道を進むのも一苦労でしょう。
甘酒やおしるこなど、やはり体が温まるものが人気のようで、初詣の屋台の定番になっています。
他にもやきそばやお好み焼きもよく見かけます。
だるまなどの縁起物もあります。
変わったものだと七味唐辛子の屋台があります。
七色や七という数字が縁起の良いものとされているということもありますが、七味唐辛子は昔は屋台で店頭販売されていました。
屋台で買うと自分の好きな調合をしてくれるので、こだわりの七味をお土産に買ってみるのもいいかもしれません。
最近はそのような伝統の屋台の他にも、様々な珍しい屋台があります。
中東のケバブや、中国の点心、韓国のチヂミなど、国際色豊かな屋台が並んでいます。
さらにステーキまでもが屋台で食べられるのです。
全国各地のB級グルメもあります。
参拝するという目的を忘れて、つい『何を食べようか』と目移りしてしまいますよね。
ただ、それも新年ならではです。
せっかくですから、美味しいものを食べて参拝しましょう。
美味しくて初詣も楽しいものです。