参拝する際、賽銭箱にお賽銭を入れます。
そして神社なら2拝2拍手1拝、寺院なら合掌して神様に願い事を伝えます。
古くは、賽銭ではなく、お米や穀物などを奉納していました。
貨幣が流通するにつれて、それらがお賽銭に変わっていったのです。
お賽銭ですが、いつもいくらあげていますか?
お正月の初詣の映像を見ると、大きなお賽銭箱の中には小銭が多く入っています。
しかし中にはお札もあります。
そして宝くじが入っていることも。
当たった年末ジャンボでしょうか?
数億円だとしたら凄いですよね。
ただ、別にこのお賽銭の額によって、神様が差別をするなんてことはありません。
いくらであろうとも、願いは聞いてくれます。
多いのが五円玉でしょう。
『ご縁がありますように』と語呂あわせでお賽銭としてあげる人が多いのです。
中には45円にして『始終ご縁がありますように』とか、85円にして『矢継ぎ早にご縁がありますように』と願いをこめてお賽銭を決めている人もいるようです。
10円にすると『縁が遠くなる』、65円なら『ロクなご縁に合わない』と嫌う人もいます。
どれも決まったことではないので、そこまでこだわる必要もありません。
自分が納得してお賽銭をあげればいいのです。
ただ、お賽銭をあげるときの音で罪を祓う、という意味もあるので、小銭はあった方がいいようです。
だからと言って、音がするようにと投げつけないようにしましょう。
そんな風にしたら、神様も気分を害するかもしれません。
少し音がする程度に、そっと賽銭箱に入れるのです。