年が明けると同時に、神社やお寺には多くの参拝者が駆けつけます。
初詣をするためです。
まだ寒い夜中の0時から神社やお寺には参拝者の列ができ、人気の神社などでは三が日、人が途切れることがありません。
参拝客が一番多い明治神宮では、初詣に300万人を超す人が訪れるのだとか。
初詣の参拝者は、全国で延べ9000万人を超えます。
日本人の4人に3人ほどが初詣に行っている計算になります。
ただ、最近は若者の初詣離れも進んでいるのだそうです。
2006年に行ったアンケートによると、70歳以上の方の約60%は毎年行くと答えているのに対して、20歳以下だと75%がほとんど行かないと答えているのです。
そのように、初詣に行く層と行かない層が分かれてしまっています。
だからと言って、若い人が、何でも疑い深いわけではありません。
ジンクスやおまじないなどは信じるのですから。
初詣は新しい一年の健康や幸せを祈るものです。
お守りや破魔矢を授かったり、絵馬に願い事を書いて奉納したり、おみくじをひいたり。
そうして新しい一年を神などに願い、占うのです。
新年の清々しい神社や寺院の空気は、私たちを厳かな気持ちにさせます。
普段、あまり初詣に行かなくても、新年は是非、行ってみましょう。
そして清々しい気持ちで、新しい年を始めるのです。