合格祈願に戴いたお守りも、受験が終われば必要なくなります。
安産祈願のお守りも、無事に出産すればもう役目は終えたことになります。
そのようなお守りはどうしていますか?
捨てるのも悪い気がして何となく取ってある、そんな人も少なくないでしょう。
しかし、それでは溜まる一方です。
もちろん、ゴミとして破棄するようなものではありません。
そのような処分は極力避けましょう。
お守りは、戴いた寺社に返しに行くのが一番です。
寺社には『古神符納め所』と書かれた、古いお守りをお納めする箱などがあります。
そこにお返しすれば、寺社の方でお焚き上げをしてくれるのです。
その際、賽銭箱が近くに置いてある場合、お焚き上げ料として、そのお守りと同額程度を納めるようにします。
ただし、これは強制ではないので納めなくても構いませんし、金額も幾らでも構いません。
感謝の気持ちで納めてください。
新春の初詣の際にはお焚き上げをしていることが多いので、直接焚火にくべるようにします。
授かった寺社が遠くて行けない場合、そこでなくても構いません。
他所のお守りもお焚き上げしてくれる寺社もありますので、念のため聞いてからお願いしましょう。
ただし、宗派の違いなどもありますので、最低限、お寺はお寺、神社は神社に返すようにしてください。
郵送でお願いできるところもありますので、定額小為替をお焚き上げ料として同封しましょう。
願いが叶っていなかったり、まだ継続していても、お守りの有効期限は約一年と言われています。
外気にさらされて効力が弱まってしまいますので、一年経ったら返納し、また新たなお守りを授かるようにします。
古くなったお守りを返納する際に必要なのは、感謝の気持ちです。
貸してくれた力に感謝をして、気持ちよく返すようにしましょう。