初詣などで寺社を訪れる際、奉納されている絵馬を見ることがあるでしょう。
『○○大、合格!!』『家族円満』『病気が治りますように』
そのような願い事が書かれた絵馬が、奉納されているはずです。
願いを叶えたいと強く願うのであれば、参拝だけではなく、絵馬を奉納するようにします。
古来、人々は生きた馬を奉納し、祈願していました。
しかし、それでは寺社も馬の世話が大変で、境内が馬だらけになってしまいます。
その代わりに馬の絵を描いて奉納するようになり、それが絵馬の原形なのだそうです。
絵馬にも基本的な作法があるので、それに沿って奉納するようにしましょう。
絵馬は神札授与所に、お守りなどと一緒に並んでいます。
そこで絵馬を授かったら、多くの寺社には絵馬奉納所の側に書く場所があります。
黒のペンや筆で、絵馬に願い事を書きます。
絵馬は神様が読むものです。
丁寧に、読みやすく書くようにしましょう。
願い事はいくつ書いてもいいのですが、多く書くと効き目が薄れてしまうことがあります。
できれば、一つだけ最も叶えたい願いを書くようにしてください。
願い事は『○○大学に合格できますように』というのではなく、『○○大学、絶対合格!!』というように力強く言い切ります。
言い切ることで、叶いやすくなるのです。
そして名前と住所もちゃんと書くようにします。
神様なら住所がなくてもわかるのではないか、と思うかもしれませんが、神様は多くの人の願いを叶えなくてはいけません。
わからなくならないよう、どこの誰の願いなのか書いておくのです。
個人情報など、不安ならイニシャルにしておいても構いません。
最近では、名前を隠すシールのある寺社もあるので、それを貼ってもいいでしょう。
神様はシールぐらいなら見透かす力があるようです。
書き終わったら、気持ちをこめて奉納所に掛けます。
願いが叶ったら、寺社にお礼参りすることを忘れないでください。
絵馬に書いた願いは、きっと神様に届くでしょう。