お産をする妊婦さんを、本当に悲しそうに見つめる瞳。
3年前の友人です。
なかなか子宝に恵まれず、不妊治療に通い、やっとできたお子さんに喜んだのも束の間。
早産の危険性、ということで、長々と入院していた友人が「おなかの中で赤ちゃんが亡くなった、これからお産」と悲しい電話をしてきました。
いてもたってもいられず、友人のところに駆けつけたのですが、その時にお産をするお母さんたちを眺めていた友人が見せた瞳です。
流産させることは、既に大きくなった赤ちゃんにできず、亡くなった赤ちゃんを産む、という非常に悲しいお産でした。
昨年、その友人が赤ちゃんをまた授かり、今度こそと神経質になり、外出もしなくなって、ご主人が本当に心配され、その時に贈ったのがペアのフクロウの置物。
フクロウの置物は安産祈願をしていただいたということで、お産までしっかり友人の横にいました。
フクロウが笑ったような顔の置物は友人に笑顔と幸運を運び、可愛い可愛い待望の第一子をしっかり生むことができたのです。