究極の健康と言えば不老不死でしょう。
死なないのですから。
遥か昔から不老不死を願う気持ちは常にありました。
死は全ての人に平等に訪れます。
中にはそれを受け入れられない人もいます。
権力や莫大な力を手に入れると、急に死ぬことが怖くなるのでしょうか。
秦の始皇帝は、不老不死の薬を探すよう部下に命令しました。
しかし見つからないので、今度は作るように命じました。
そこでできた薬は水銀などを原料にした薬で、不老不死の薬のはずが、逆にその毒によって始皇帝は死んでしまうのです。
不老不死の薬を求めた人の話は、何時の世もあります。
当然ながら、誰も成功した人はいません。
死や老いはやはり怖いものでしょう。
できれば若いまま、健康に生き続けたいと思ってしまいます。
アンチエンジングが最近は言われていますが、それも老いたくないとの思いからでしょう。
ただ、人は寿命があるから精一杯生きられたり、老いてしまうからこそ今を大切に思えたりするのではないでしょうか?
死や老いることは決して怖いことではありません。
そこに至るまでに一生懸命生きられない方が怖いです。
死ぬまで健やかに生きられれば、それで満足じゃないでしょうか?