子供の頃、どこかをぶつけたりして痛がって泣いていたりすると『痛いの痛いの、飛んでけ~』と母親などに言われませんでしたか?
打った箇所をさすってくれて、痛みをどこかに飛ばそうとしてくれていました。
それで不思議に泣き止んだり、痛みが和らいだりしました。
迷信のように思えますが、このさするという行為に実は秘密があるのです。
さするという行為には、傷ついた神経回路を修復する効果があるというのです。
スポンサーリンク
痛めてしまった神経を回復させる効果があり、その結果、痛みが和らぎます。
どこか痛いときに無意識でその部位をさするのは、そういう意味があったのです。
さらに、心理的にも意味があります。
触れられることで、子供は親の愛情を再確認します。
痛みに対する不安が、愛情の安心感で和らぐのです。
その安心感が間接的に、痛みを和らげてくれるということです。
そうして身体的にも精神的にも、痛みは飛んでいっているのですね。
ちなみに、痛みはどこに飛んでいっているのでしょうか?
『遠いお山に飛んでけ~』や、『お空の向こうに……』と言う地方もあります。
何故か山が多く、その地域の有名な山に飛ばすことが多いようです。
山は我々の痛みを吸収してくれると思われていたのでしょうか。
山の麓などに住んでいたら、痛みが飛んできて危険ですよね。
関連記事(一部広告含む):