男女の縁を結ぶとされているのが、『運命の赤い糸』です。
自分の小指から、誰か異性の小指へと繋がっているとされる赤い糸。
どこかにその糸が繋がっている人がいて、そのうち出会うはず。
そう信じている人も少なからずいるでしょう。
赤い糸の話は、中国の古い逸話が元になっています。
月下老人という結婚や縁結びの神がいました。
その神は、冥界で婚姻が決まると、その男女の足に赤い縄を結びに行くのです。
縄はどんなことがあっても切れることなく、二人は必ず結ばれるのだそうです。
その赤縄の話は日本に伝わり、足首が手の小指に、赤い縄が赤い糸に変わって定着したのです。
夏目漱石や太宰治が赤い縄を自分なりにアレンジして、それが定着したという説もあります。
赤い縄よりも、赤い糸が誰かの小指から自分の小指に繋がっている、という方がロマンチックですよね。
運命の赤い糸を信じますか?
もちろん、いくら目を凝らしても赤い糸なんて見えません。
ただ、運命の人というのは必ずいるはずです。
様々な偶然や必然が重なって、多くの人の中から誰かと結婚するのです。
それは間違いなく運命の人でしょう。
時には間違えることもあるかもしれませんけれど。
赤い糸で繋がっているかはわかりませんが、縁が繋がっていることは確かです。
それが目に見えない赤い糸であっても、何ら不思議ではないのです。
どこかにいる運命の赤い糸で繋がっている人。
あなたは見つけられるでしょうか。