大阪にある鴫野神社。
生國魂神社の境内にある末社の一つです。
元々は大阪城の東、鴫野の地に鎮座していて、淀君が崇敬した神社でした。
淀君の死後、大阪城で異変があり、淀君の祟りではないかと鴫野神社に淀君の祠が建てられました。
それが明治時代に生國魂神社内に遷座されたのです。
現在も女性の守護神として、崇められています。
生國魂神社の境内にひっそりとたたずむ鴫野神社ですが、淀君が崇敬していたということで訪れる人が多くいます。
社殿には二つの大きな提灯がかかっています。
一つには大きな字で『縁』と書かれています。
もう一つには『心』と赤字で書かれていて、それと共に鍵の絵が描かれているのです。
心に鍵をするということで、縁結びの力があるそうです。
さらに良縁を招く前に、悪縁を断ち切るというご利益もあります。
絵馬も同じ『心』に鍵をした図柄になっています。
良縁を招けば相手の気持ちが変わらないように鍵をかけ、悪縁を絶つときは自分の心が乱れないように鍵をかける、という意味でしょうか。
そのインパクトのある柄は、悪縁を絶ちたいという願いを叶えてくれそうな気がしてきます。