縁切りと聞くと、少しネガティブなイメージを持つ人が多いようです。
確かに人と人の、人と物事の縁を切って別れるのですから、後ろ向きな感じがします。
しかし、悪縁に足を引っ張られて前に進めないことの方が、よっぽど後ろ向きですよね。
前に進むために、悪縁を切るのです。
決してネガティブなことではありません。
ただし、人間関係が悪化してしまうと、その相手を嫌いになり、ネガティブな気持ちも芽生えるでしょう。
その感情を縁切りにぶつける人もいますが、縁切りはそういうものではありません。
自分の悪縁を切って幸せになるためのものなので、誰かを不幸にしようというものではないのです。
悪縁を切って良縁を得るためのものです。
ですから、人との縁を切る場合でも、『相手の人にも良縁が訪れますように』と願いましょう。
悪い縁は切って、皆が幸せになれればいいのです。
ただ、不倫をしている人が、『相手が結婚相手と別れますように』と縁切り祈願をする、という話もよく聞きます。
その縁が望み通り切れたとしても、不幸になる人も出てきてしまいます。
因果応報で、縁や気持ちは巡り巡って自分に返ってきます。
ですから、誰かが不幸になる縁切りはやめておきましょう。
皆が幸せに、ポジティブな縁切りを願うのです。