七福神の1柱、弁財天は出身がヒンドゥー教だけに、日本へ入ってからは神社だけでなく寺院にも祀られている上、明治時代に入って神仏分離が行われたことによって、やや複雑な信仰対象となりました。
ヒンドゥー教では河の神様だったことから日本でも水辺や池、島など水に関係する場所に祀られることが多く、日本の各地でも弁天池や弁天島などの名前を見ることができます。
関東で弁財天を祀っている神社といえば鎌倉は江ノ島の江島神社が有名ですが、ご神体は玄界灘の守護神といわれる宗像三女神(むなかたさんじょしん)が祀られており、弁財天は本殿ではなく辺津宮に祀られています。 続きを読む 水辺に関係が深い弁財天