神々が集う国、出雲。
神無月には全国八百万の神々が出雲に集まります。
そのため、出雲では神無月ではなく、神在月と呼ばれているのです。
そんな出雲にある安子神社。
ここは子孫繁栄、安産祈願で有名な神社です。
安産や子育ての神様、木花咲耶姫が祀られているからです。
大正天皇皇后や、昭和天皇皇后の妊娠時には、この神社の御神札を宮内庁へ宮司が御嘉納した、という話もあります。
その効力もあってか、無事に出産いたしました。
この神社では『御田植安産神事』という神事があります。
毎年4月8日に行われるこの神事を見ると、子供を授かり、安産で産むことができるのだそうです。
豊作と安産を祈願する神事です。
珍しい出産の神事ですが、これは難産を繰り返していた妊婦がこの神社に御神体を迎える遷宮の列に出会った際に、急に産気づいて、近くの田んぼの畦道で出産しました。
元気な男の子が無事に産まれ、この時期が田植えの時期だったことに由来しています。
この神事で使われた苗をお風呂に浮かべたりすれば、安産に効果があるのだとか。
時期的にタイミングが合うようなら、この神事に行ってみるといいでしょう。
もちろん、通常の安産祈願も常時行っており、祈願すれば5日~1ヶ月、祈念してくれます。
神の力や祈る力が、きっと安産をもたらしてくれるでしょう。