水天宮と名の付く神社は、全国各地にあります。
総本山は福岡の久留米にあり、水と子供を守る神社です。
そのため、農業や漁業などの水難除けと共に、安産祈願に訪れる人が多くいます。
戌の日にもなると祈願の人の数も増え、列になるほどです。
久留米の総本宮で戌の日に安産祈願を行うと、親子御守をいただけます。
このお守りはその名の通り、親のお守りと子供のお守りとが二個セットになっているものです。
安産のお守りと言うと基本的には親の分だけですが、この親子御守は子供の分もいただけるので、それが人気のようです。
親も子も、守ってほしいですものね。
東京の水天宮も、子を産む人に人気です。
ここの社殿には神様を呼ぶための鈴があり、そこに鈴紐である『鈴の緒』が下がっています。
この紐は月に一度取り替えているのですが、昔ある妊婦がこの古い紐を腹帯として使用したところ、楽に出産ができたそうです。
それ以来、安産を祈願する人が後を絶たず、戌の日にはこの鈴の緒を祈祷して授けてくれるようになりました。
そのまま腹帯として使用してもいいですし、持っている腹帯に縫い付けても構いません。
きっとご利益があるはずです。
また、ここは飲む文字の御守もあります。
陣痛やつわりで体調が悪いときにこの文字の御守の紙を水に溶かして飲むと、具合が良くなり、お産も軽くなるのだそうです。
御守が体内にあれば、さらに安心して出産に臨めますよね。