安産祈願をし、無事に出産を終えたら、お礼参りに行きましょう。
『お蔭で無事に子供を産むことができました』と、神様に報告とお礼をするのです。
祈願した際とは違い、お礼参りでは祈祷をしてもしなくても構いません。
祈祷はせずにお礼だけ、という人が比較的多いようです。
その分、お礼は祈願の際よりも少し安く、数千円を包むようにします。
ただし、こちらはもちろんお気持ちです。
自分が納得してお礼を奉納しましょう。
そして祈願の際にいただいたお札やお守りなども、感謝の気持ちとともに一緒に納めます。
腹帯も納めても構いません。
お守りなどとともにお焚き上げをしてくれます。
ただし、帯は子供の肌着などに使う人も多くいるようです。
祈祷してくれた腹帯は守護的な感じもしますし、産まれる前から一緒だったということから、手放し難い気持ちもあるのでしょう。
神社によっては、お礼を納めると新たなお守りなどをいただけるところもあります。
本来ならば祈願した願いが叶ったらすぐにでもお礼参りに行くところですが、出産直後は体調もすぐれず、環境の変化にも慣れず、なかなか行けないかもしれません。
無理をしてまで行くことはないでしょう。
男の子は生後31日目に、女の子は33日目にお宮参りを行います。
その際に一緒にお礼参りをしても構いません。
そして今度は、新たな命が無事に育つようにお祈りしましょう。