キリスト教徒でもない日本人がキリスト教において宣誓するのが日本のチャペルウェディングですが、この原型を辿るとアメリカ経由でイタリアまで行き着きます。
イタリアは連邦国家なので南と北では結婚式の在り方も違いますが、共通しているのは教会で挙げる結婚式が厳格なこと。
なにしろカトリック総本山バチカン市国のお膝元だけに、教会での誓いには絶対的な力が働き、未だに建前上、離婚が許されていません。
ただし、離婚が許されていないのは教会結婚式を挙げた場合だけです。
イタリアには役所に必要書類を提出する法的な結婚と、その法的結婚を済ませたカップルが教会で神に宣誓を行う宗教的意味合いの強い結婚があります。
法的結婚のみの夫婦に限り、1970年代にようやく離婚が認められました。
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もっとも、離婚が認められたといっても簡単に別れられるわけではなく、法的に認められた別居状態が最低でも3年、子供がいたら5年以上、などと細かく定められており、他にも子供が別居中の親と頻繁に会えるようにしなければならないなど法的な拘束があります。
この結婚に対する法律があることによってイタリア男性は結婚に消極的だとか。
典型的なラテン気質ですが、結婚観に関しては生真面目さが感じられます。
車もこのくらいの生真面目さで作ればいいのに。
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