護国寺の玉の輿に乗れる柱

東京にある護国寺。

ここは徳川綱吉の母である桂昌院が、建立をした寺院です。

東京にある建物で300年以上も昔のものは珍しく、当時の最高峰の建設技術を使って建てられ、関東大震災や東京大空襲にも耐えてきたのです。

桂昌院は元々は八百屋の娘でしたが、徳川家光の側室となり、綱吉を産みました。

八百屋から側室、将軍の母となったことは普通では考えられないシンデレラストーリーです。

桂昌院という名は家光が亡くなって尼になってからの名前で、幼少時には『お玉』と呼ばれていました。

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そのことから、玉の輿という言葉が出来たのです。

ちなみに、輿と言うのは、貴族が乗る乗り物で、駕籠とは違い御神輿のように肩に担ぐものです。

お玉が輿に乗るようになった、ということで玉の輿と言われるようになりました。

ですから、『玉の輿に乗る』というように使うのです。

桂昌院は綱吉と共に、護国寺に何度も参りました。

その際には輿に乗って参拝したのでしょうか。

護国寺はそのように桂昌院と縁が深いことから、玉の輿祈願に訪れる人が多いのです。

中でも本堂の柱は開運柱と言われ、抱き付いて願えば、願いが叶うと言われています。

300年以上もそこでお経を聞いていた柱なのですから、確かにご利益はありそうですよね。

護国寺の柱に、玉の輿を祈願しましょう。

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