中国製ホルガはロモと並んでトイカメラの代表格ですが、その魅力は生産ラインによる精度のバラつきだけでなく、シンプルな機能であるからこその撮影方法ができる点にもあるのです。
ホルガで撮影する際、もっとも面白いのは多重露光が簡単にできる点です。
フィルム巻き上げレバーのついている機械式カメラ、あるいは電池駆動で自動的にフィルムを巻き上げるカメラの場合、一度露光したフィルムは巻き上げなければシャッターを切ることはできない仕組みになっています。
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これは一度撮影した、つまり露光させたフィルムをもう一度使ってしまうことを防ぐためですが、ホルガはフィルムの巻き上げを手動でダイヤルを回して行います。
つまり自分でダイヤルを回してフィルムを巻き上げない限り、1枚のフィルムに何度も写真を撮ってしまうことになります。
ホルガで写真を撮る際、つねに枚数チェックをしながら撮る必要がありますが、逆に1枚の写真に違う景色を被せて撮る、つまり多重露光が簡単にできるのがトイカメラとしての魅力でもあるのです。
最初に人と風景をワイドで撮っておき、そのフィルムに犬を大きく撮り、人間よりもずっと大きな犬が入っている写真、なんて芸当もできるワケですね。
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