京都市の上京区、千本釈迦堂では寒い冬、二十四節気の「大雪」を迎えると、大根だきという行事が行われます。
千本釈迦堂、大報恩寺の大根だきは、この地域で有名な行事です。
釈迦が悟りを開いたとされる日を祝うというもので、地元の方々が野菜を供えて祝った、ということから始まったものです。
鎌倉時代、大根の切り口に梵字を書き、魔除けにしたというのが、この行事の始まりのようです。
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直径1メートルの大鍋。
この鍋に昆布やだし、醤油などを入れてしっかり煮込んだ大根と油揚げ。
非常にシンプルな大根の煮物ですが、油揚げがしっかりしみこみ、大鍋で煮込んだ大根は格別の味だそうです。
参拝する方々も、大雪のこの季節、かじかむ足でこの行事にやってきます。
寒さの中、厄除け祈願をしながらいただく大根だきは、芯から体も心も温めてくれるでしょう。
5000本の大根を使用する、という大根だき、厄除けにいただきたいものです。
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