伝統工芸への転職に際して自分には資質がある、と思っても、就職は簡単ではありません。
まず伝統工芸品の工房が人材を募集していることはほとんどありません。
ネットで探してもハローワークに出かけても伝統工芸の人材募集を見つけるのは至難の業で、まして自分が向いていると思われる伝統工芸となればほぼ不可能です。
かといって、直接工房に出向いて就職を願い出ても大方は門前払いが当たり前。
では、どうやれば職人の道を歩むことができるでしょうか?
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実際、伝統工芸の職人には若い人も大勢いるので、就職はけっして不可能ではないはず。
本来、大学や専門学校で伝統工芸の勉強をしていれば人脈をたどって就職という方法もありますが、やはり初心者が転職となると難しいものがあります。
伝統工芸への転職は現在の仕事を辞める前から基礎固めをしておきましょう。
たとえば漆器とか和紙とか、気に入った伝統工芸が見つかったら、その伝統工芸が所属している地場産業の振興センターが行っている体験学習に参加するのはひとつの方法です。
その体験学習には必ず職人が講師をやっているはずなので、就職の可能性を質問できるはず。
また地場産業の振興センターへ定期的に訪れ、職員に転職の可能性を相談してみるのも基礎固めにつながります。
転職の意思を持って行動すれば、必ず人脈を掘り起こすことができるでしょう。
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